ドライバーが感じる眩しさとは…
夜の運転で最も眩しさを感じるのは対向車のヘッドライト。
電球からLEDタイプのライトになり、青色波長(ブルーライト)成分の多い光であること、そしてレーザー光線のように指向性が高い特性のため眩しさを感じやすくなっています。
また、電飾の看板や街路灯などもLED化されて、ますます眼にとってはつらい状況になっています。
さらに言えば、高齢になるほど白内障などの他の理由で眩しさを感じやすくなる傾向があり、多くのお客様が当店へお越しいただいております。
サングラスによる運転は可能か?
夜間運転の対策として、サングラスを使用することが考えられます。
しかし、レンズメーカーではおおむね濃度25%以上のサングラスの運転は不適合であると公表されています。(厳密にはカテゴリーにより異なる場合があります)
これは安全運転のためには一定の濃度以上レンズが装着されたサングラスを使用することが、夜間では視力低下や視界を狭くするために危険であるからです。
一般に販売されているサングラスの多くは夜間運転不適合であると言えます。
安全運転のための対策は?
上記のように、一般のサングラスは夜間運転時には使用できないため、夜間運転に対応できる新たなサングラスが必要になってきました。
昨今、夜間運転の基準を満たしながら、効率良く眩しさを抑えるレンズが開発されています。
ネオコントラストレンズ(NeoContrast)
眩しさを感じやすいイエロー部分の波長領域を効率的に抑えることで、明るさをキープできるようになりました。
これにより夜間運転を可能とするレンズとなります。
店頭でのサンプルで試してみると、やはり若年層よりも年齢の高いお客様のほうがコントラストを高める効果が高く、眩しさも抑えられるようです。
レンズのカラーは青紫色であまり見かけないカラーですが、ここ数年ではかなり普及されています。テレビでも有名人やスポーツ選手が使用しているのを見かけます。
なお、シーコントラストはネオコントラストよりも防眩効果は少ないのですが、色味が薄く、掛けやすいカラーのため女性や初めてのかたにも好まれます。
もちろん、ネオコントラストは夜間運転時だけでなく、昼夜問わずあらゆる場面で使用していただけます。
度なしレンズだけでなく、度入りレンズにも対応可能です。
HOYA レイガード435 (Rayguard435)
HOYAから発売されておりますレイガード。
紫外線領域+ブルーライト領域をカットすることで体感的な眩しさを軽減します。
ネオコントラストと比較すると、カットする波長領域は紫外線に近い青色短波長のほうです。
カラーが選べて、夜間運転だけでなく幅広く使用できるのが特徴です。
さらにブルーライトをカットするためには、HOYAのオプションコートであるVGラピスコートを入れてカット率を高めることも可能です。(別途料金)
上記の実験は、青色のレーザーポインタからの光線を ①通常のブルーライトカットレンズ ②レイガード435レンズ に当てて透過状況を比べてみました。
【左側】ブルーライトカットレンズ・・約20%程度はカットしますが、多くの青色光線が透過しています。
【右側】レイガード435レンズ・・青色光線はレンズ面で反射し、ほとんど透過していません。
レンズカラーは4カラーから選択可能です。
フレームのカラーやお肌に合ったカラーをお選び下さい。
比較的掛けやすいカラーですから、男女問わず使用できます。
さらにレンズにアリアーテカラーを施すこともできますので、サングラス目的でも使用可能です。(夜間運転はできなくなります。別途料金)
普段使いのメガネとして、HOYAが得意とする各種度入りレンズや遠近両用レンズをしてお作りできます。
店頭にサンプルがありますのでぜひ体験下さい。
カラーを入れたくない場合には、ネッツペックコートの特性を生かした眼精疲労予防レンズビュイ レンズもございます。